Climbing Information 阿蘇五岳登山情報
阿蘇くじゅう国立公園(阿蘇地域)
阿蘇五岳は、最高峰の高岳(1,592m)をはじめ、噴煙をあげる中岳(1,506m)、荒々しい岩峰の根子岳(1,433m)、中腹に草千里が広がる烏帽子岳(1,337m)、火口跡がみられる杵島岳(1,326m)の山々を指します。 これら五岳の山並みは北外輪山から見ると、お釈迦様が仰向けに寝ている姿に見えることから、「阿蘇の涅槃像」と呼ばれています。
また、火山と草原のコントラストが本公園を訪れる人々にとって大きな魅力の一つとなっています。
各登山ルートの詳細情報については、「登山ルート紹介」を確認してください。
登山地図
登山ルート紹介
杵島岳
遊歩道ルート(杵島岳山頂)
阿蘇登山の入門ルート。全面が草原に覆われた杵島岳の山頂からの眺望は、中岳や高岳はもちろんのこと、いくつもの火口跡を見下ろし、360度のパノラマビューが楽しめます。
登山データ
コースタイム | 登り:35分 下り:25分 |
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登山口名 | 草千里駐車場東登山口 |
登山口の標高 | 1,137m |
頂上の標高 | 1,326m |
登山道の傾斜・地形・路面 | ・中腹までは、比較的緩やかな舗装道 ・山頂までは、小刻みな舗装階段 ・山頂は、お鉢周りが可能 |
アクセス
登山口までの交通 | 公共交通機関:バス(九州産交)JR阿蘇駅~草千里阿蘇火山博物館前 車(大型バス可):草千里駐車場利用 |
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駐車場 | 草千里駐車場 有料:普通車 500円 、 225台※他車種料金などは駐車場に確認のこと |
必要な装備
一般装備 | 装備・準備物の詳細はこちらからご確認ください |
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ルート別装備 | 舗装道だけであればスニーカーでも可能 |
周辺の施設
登山周辺施設 | ・売店6軒(食事処含む) ・バス乗り場(九州産交) ・山上ビジターセンター ※年中無休9:00~17:00、土日祝日等インフォメーションデスク設置 ※最新情報は各施設に確認のこと |
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公衆トイレ | 草千里トイレ(水洗・洋式) |
杵島岳
遊歩道ルート(草千里古坊中)
草千里と古坊中駐車場を繋ぐ、なだらかな舗装道を歩くルートです。子供からお年寄りまで、手軽に草原のなか噴煙を見ながらトレッキングを楽しむことができます。
登山データ
登山口名 | 草千里駐車場東登山口~古坊中登山口 |
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登山口の標高 | 草千里駐車場東登山口:1,137m 古坊中登山口:1,140m |
コースタイム | 登り:45分 下り:45分 |
登山道の傾斜・地形・路面 |
・多少の起伏はあるが比較的平坦な歩きやすい舗装道 ・降雪時も、スノーブーツを用意すれば手軽なスノーハイクを楽しむことができる地形 |
アクセス
登山口までの交通 | 草千里駐車場東登山口 公共交通機関:バス(九州産交)JR阿蘇駅~草千里阿蘇火山博物館前 車(大型バス可):草千里駐車場利用 古坊中登山口 公共交通機関:バス(九州産交)JR阿蘇駅~阿蘇山上ターミナル 車(大型バス可):山上駐車場利用 |
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駐車場 |
草千里駐車場 有料:普通車 500円、225台 古坊中駐車場(旧称:阿蘇山上駐車場) 有料:普通車 500円、195台 ※他車種料金などは駐車場に確認のこと |
必要な装備
ルート別装備 | スニーカーでも可能 |
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周辺の施設
登山周辺施設 |
草千里駐車場 ・売店6軒(食事処含む) ・バス乗り場(九州産交) ・山上ビジターセンター ※年中無休9:00~17:00、土日祝日等インフォメーションデスク設置 ※最新情報は各施設に確認のこと 古坊中駐車場(旧称:阿蘇山上駐車場) ・売店1軒 ・バス乗り場 (九州産交) ※最新情報は各施設に確認のこと 砂千里ヶ浜駐車場 なし ※最新情報は各施設に確認のこと |
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公衆トイレ | 草千里トイレ(水洗・洋式) 古坊中駐車場トイレ(水洗・洋式) |
烏帽子岳
西回りルート/東回りルート
山頂から観る草千里、外輪山の南側や中岳火口は絶景です。晴天時には有明海や雲仙普賢岳が望めます。5月末にはミヤマキリシマが咲き誇り、春から秋まで四季折々の風景が楽しめます。
登山データ
コースタイム(西回り) | 登り:60分 下り:55分 |
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コースタイム(東回り) | 登り:65分 下り:50分 |
登山口名 | 草千里登山口 |
登山口の標高 | 1,137m |
頂上の標高 | 1,337m |
登山道の傾斜・地形・路面 | ・草千里内は、平坦な草原 ・草原を抜けて、取り付き(登り開始地点)から山頂までは、ほどほどの傾斜で、土の道 |
アクセス
登山口までの交通 | 公共交通機関:バス(九州産交)JR阿蘇駅~草千里阿蘇火山博物館前 車(大型バス可):草千里駐車場利用 |
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駐車場 | 草千里駐車場 有料:普通車 500円 , 225台※他車種料金などは駐車場に確認のこと |
必要な装備
一般装備 | 装備・準備物の詳細はこちらからご確認ください |
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ルート別装備 | ローカット以上の登山靴を推奨 その他は一般的な登山装備 |
周辺の施設
登山周辺施設 | ・売店6軒(食事処含む) ・バス乗り場(九州産交) ・山上ビジターセンター ※年中無休9:00~17:00、土日祝日等インフォメーションデスク設置 ※最新情報は各施設に確認のこと |
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公衆トイレ | 草千里トイレ(水洗・洋式) |
高岳・中岳
砂千里ルート(木道経由/皿山経由)
火山灰で覆われた砂千里は火星や月を思わせる絶景です。阿蘇中岳の荒涼とした山肌やエメラルドグリーンの火口湖(湯溜まり)、噴煙を上げる様子からは、地球の営みを感じることができます。 活火山であるため火山活動に関する最新情報を確認
登山データ
コースタイム(木道経由) | 登り(中岳):125分 登り(高岳):150分(中岳から25分) 下り(中岳):95分 下り(高岳):115分(中岳から20分) |
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コースタイム(皿山経由) | 登り(中岳):130分 登り(高岳):155分(中岳から25分) 下り(中岳):90分 下り(高岳):110分(中岳から20分) |
登山口名 | 古坊中登山口 |
登山口の標高 | 1,140m |
頂上の標高 | 高岳:1,592m 中岳:1,506m |
登山道の傾斜・地形・路面 (木道経由) |
・砂千里ヶ浜分岐までは、舗装道+木道 ・砂千里ヶ浜分岐以降は、岩場及び火山灰地の道 ・南岳までは急登、中岳・高岳まではなだらかな稜線 ・高岳から高岳東峰は、お鉢周りが可能 |
登山道の傾斜・地形・路面 (皿山経由) |
・皿山迂回分岐までは、車道沿いの舗装道 ・砂千里ヶ浜分岐までは、上って下る土及び火山灰地の道 |
アクセス
登山口までの交通 | 公共交通機関:バス(九州産交)JR阿蘇駅~阿蘇山上ターミナル 車(大型バス可):山上駐車場利用 |
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駐車場(木道経由) | 古坊中駐車場(旧称:阿蘇山上駐車場) 有料:普通車 500円、195台 ※他車種料金などは駐車場に確認のこと 砂千里ヶ浜駐車場 無料(阿蘇山公園有料道路の通行料800円が必要):15台 ※1キロ規制範囲内のため噴火警戒レベルに特に注意 |
駐車場(皿山経由) | 古坊中駐車場(旧称:阿蘇山上駐車場) 有料:普通車500円、195台 ※他車種料金などは駐車場に確認のこと |
必要な装備
一般装備 | 装備・準備物の詳細はこちらからご確認ください |
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ルート別装備 | ミドルカット以上の登山靴を推奨 ヘルメット、ゴーグル、湿らせたタオルの持参を推奨 その他は一般的な登山装備 |
周辺の施設
登山周辺施設(木道経由) |
古坊中駐車場(旧称:阿蘇山上駐車場) ・売店1軒 ・バス乗り場 (九州産交) 砂千里ヶ浜駐車場 なし |
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登山周辺施設(皿山経由) |
古坊中駐車場(旧称:阿蘇山上駐車場) ・売店1軒 ・バス乗り場 (九州産交) ※最新情報は各施設に確認のこと |
公衆トイレ | 古坊中駐車場トイレ(水洗・洋式) |
高岳・中岳
行儀松ルート
南郷谷から眺望の良い尾根道を登るルートです。砂千里ヶ浜の手前で溶岩谷を越えるなどバラエティに富んだ登山ができます。 活火山であるため火山活動に関する最新情報を確認
登山データ
登山口名 | 行儀松登山口 |
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登山口の標高 | 925m |
頂上の標高 | 高岳:1592m 中岳:1506m |
コースタイム |
登り(中岳):165分 登り(高岳):190分(中岳から25分) 下り(中岳):115分 下り(高岳):135分(中岳から20分) |
登山道の傾斜・地形・路面 |
・記帳箱のある駐車場から丸山付近まで舗装道 ・舗装道終点から俱利伽羅分岐までは比較的急傾斜の草原内を通過する ・砂千里ヶ浜分岐までは草原や渓流、なだらかな火山灰地の歩道を通過する ・砂千里ヶ浜分岐からは砂千里ルートと同じ |
アクセス
登山口までの交通 |
公共交通機関:南阿蘇鉄道高森駅から徒歩1時間半程度(一部区間バス利用も可) 車(大型バス不可):山鳥地区管理駐車場利用 |
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駐車場 |
山鳥地区管理駐車場 無料:4台程度 |
必要な装備
ルート別装備 |
ミドルカット以上の登山靴を推奨。 活火山であることを勘案、ヘルメット、ゴーグル、湿らせたタオルの持参を推奨。 その他は一般的な登山装備。 |
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周辺の施設
公衆トイレ | なし |
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高岳・中岳
仙酔峡ルート
(火口東展望所経由・すずめ岩経由・仙酔尾根経由)
阿蘇高岳の岩尾根を直登する登りごたえのあるルート。登山口の仙酔峡や高岳東峰では5月、ミヤマキリシマの群落が山裾をピンク色に染め上げます。 活火山であるため火山活動に関する最新情報を確認
登山データ
コースタイム (火口東展望所経由) |
登り(中岳):95分 登り(高岳):120(中岳から25分) 下り(中岳):70分 下り(高岳):90分(中岳から20分) |
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コースタイム (すずめ岩経由) |
登り(中岳):90分 登り(高岳):115分(中岳から25分) 下り(中岳):65分 下り(高岳):85分(中岳から20分) |
コースタイム (仙酔尾根経由) |
登り(中岳):110分 登り(高岳):130分(中岳から20分) 下り(中岳):80分 下り(高岳):105分(中岳から25分) |
登山口名 | 仙酔峡登山口 |
登山口の標高 | 911m |
頂上の標高 | 高岳:1,592m 中岳:1,506m |
登山道の傾斜・地形・路面 (火口東展望所経由) |
・火口東展望所までは比較的急傾斜の舗装道 ・火口東展望所以降は、所謂登山道で、路面は火山灰地 ・中岳以降は砂千里ルートと同じ |
登山道の傾斜・地形・路面 (すずめ岩経由) |
・すずめ岩分岐までは比較的急傾斜の舗装道 ・すずめ岩分岐から中岳までは、一部急登の岩場の道、1箇所ロープ場あり ・中岳以降は砂千里ルートと同じ |
登山道の傾斜・地形・路面 (仙酔尾根経由) |
・花酔橋から入って舗装道を歩き、稜線に取り付いた後は、仙酔分かれまで急登の岩場が続く ・樹林帯や草地がなく、転倒時の滑落の懸念もあるため、下山利用は推奨しない |
アクセス
登山口までの交通 | 公共交通機関:なし 車(大型バス可):仙酔峡駐車場利用 |
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駐車場 | 仙酔峡駐車場 無料:96台 |
必要な装備
一般装備 | 装備・準備物の詳細はこちらからご確認ください |
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ルート別装備 | ミドルカット以上の登山靴を推奨。 ヘルメット、ゴーグル、湿らせたタオルの持参を推奨 その他は一般的な登山装備 |
周辺の施設
登山周辺施設 | 仙酔峡インフォメーションセンター ※9:00~16:00、ミヤマキリシマ開花時期以外は不定休 ※最新情報は各施設に確認のこと |
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公衆トイレ | 仙酔峡トイレ |
根子岳・東峰
箱石釣井尾根ルート
前半は草原のなかの尾根道を進み、後半は急斜面の樹林帯となります。山頂からは360度のパノラマの絶景で、岩峰するどい天狗岩を眼前にできます。
登山データ
コースタイム | 登り:105分 下り:75分 |
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登山口名 | 箱石釣井尾根登山口 |
登山口の標高 | 805m |
頂上の標高 | 1,408m |
登山道の傾斜・地形・路面 |
・舗装道を数分進み、右折して、谷を渡った後、中腹まで草原内の道 ・樹林帯に入ると、ロープやハシゴが仮設された急登で、一部洗堀による歩きにくい箇所あり |
アクセス
登山口までの交通 | 公共交通機関:なし |
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必要な装備
ルート別装備 | ローカット以上の登山靴を推奨。 その他は一般的な登山装備。 |
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周辺の施設
公衆トイレ | なし |
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根子岳・東峰
前原牧場ルート
山頂付近まで急斜面を登る根子岳東峰への最短ルートです。山頂からは360度のパノラマの絶景で、岩峰するどい天狗岩を眼前にできます。
登山データ
コースタイム | 登り:70分 下り:45分 |
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登山口の標高 | 1,028m |
頂上の標高 | 1,408m |
登山道の傾斜・地形・路面 |
・山頂付近まで、急登の滑りやすい道 ・特に降雨後は、ぬかるんでおり、非常に歩きにくい |
アクセス
登山口までの交通 | 公共交通機関:なし |
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必要な装備
ルート別装備 | ローカット以上の登山靴を推奨。 その他は一般的な登山装備。 |
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周辺の施設
公衆トイレ | なし |
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根子岳・東峰
大戸尾根ルート
樹林帯の尾根道を登る秋の紅葉が人気のルートです。山頂からは360度のパノラマの絶景で、岩峰するどい天狗岩を眼前にできます。
登山データ
頂上の標高 | 1,408m |
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登山道の傾斜・地形・路面 |
・駐車場から記帳箱までは舗装道。途中、ゲートを開閉し、通過 ・記帳箱から草原内を通過して以降は、山頂まで樹林帯で、洗堀による歩きにくい道 ・特に降雨後は、ぬかるんでおり、非常に歩きにくい |
アクセス
登山口までの交通 | 公共交通機関:なし |
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必要な装備
ルート別装備 | ローカット以上の登山靴を推奨。 その他は一般的な登山装備。 |
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周辺の施設
公衆トイレ | なし |
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登山の準備
阿蘇山の自然・気候
Nature of Aso
阿蘇五岳は四季を通じてやや冷涼で雨の多い地域です。
中央火口丘の年間平均気温は標高1,000m以上の地点で10℃以下、年間降水量は多く、3,000mmを超えます。
火口の周辺は火山灰が推積し、植物にとっては厳しい環境ですが、その中でもミヤマキリシマや
コイワカンスゲなどの特徴的な植物が群落を作り出しています。
山麗部の高原では、古くより人の手で採草や放牧、野焼きなどが行われ広大な草原が維持されてきました。
登山道沿いでは、キスミレ、イワカガミ、ツクシゼリなどの指定植物が見られます。
必要な準備
Required Equipment
阿蘇で登山をするにあたって、登山に馴染みのない方は不安だと思います。そこで登山に必要な装備をご紹介します。
服装
トレッキングシューズ
登山道は火山性由来のゴツゴツとした岩石で覆われており、スニーカーなど底の薄い靴は穴があいてしまう可能性があります。
※杵島岳のルートのみ大部分がコンクリート舗装してあるため、スニーカー等でも歩くことができます。
動きやすく乾きやすい運動着
レインウェア
帽子
持ち物
リュックサック
笛(ホイッスル)
携帯電話
ゴミ袋
地図
携帯トイレ
コンパス
救急用品
水筒(水:応急処置などに利用)
アメやチョコレートなどの非常食
ヘッドランプ
あると便利なもの
モバイルバッテリー
トレッキングポール
虫よけ
日焼け止め
活火山(中岳・高岳)に登山する際に必要な持ち物
ヘルメット、ゴーグル
噴石や火山灰から頭や目を守ります。
湿らせたタオルやハンカチ
火山ガスの匂い等を感じたら口をおおって使用します。
冬山装備
冬期は積雪や凍結の可能性があるため冬山装備が必要となります。
防水ジャケット、防水パンツ、ダウンジャケット、手袋などの防寒具をはじめ、軽アイゼンかチェーンスパイク、トレッキングポールなどの持参が必要です。
登山における注意事項
- 阿蘇山(中岳)は定期的に噴火している活火山です。 火山活動に関する最新情報(噴火警戒レベル)を確認してください。 気象庁 火山活動の状況
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噴火警戒レベルに応じて、通行可能なルートが異なります
現在通行可能なルート(地図で最新情報を明示)は熊本県ホームページに逐次アップされますのでご参照ください。
噴火警戒レベルと立ち入り規制範囲
火山ガス等への注意点
火口周辺には有毒な火山ガスが流れています。次の事項を厳守し、安全な登山をしましょう。
- 【特に注意!】ぜんそく等の呼吸器疾患、心臓病をお持ちの方、体調不良の方、妊婦、乳幼児等は、低濃度の火山ガスでも発作を起こす可能性があるため、登山はご遠慮ください。
- 登山前には火山ガスが流れる方向など気象状況を確認しましょう。・無風、晴天の時には火山ガスが拡散しにくいので注意が必要です。
- 火山ガスの臭い等を感じたときは、湿らせたタオルなどで口をおおってください。体調に異変があった場合には、速やかに火山ガスが来ない場所に移動してください。・火山ガスは空気より重く低いところに溜まりやすいです。谷沿いの凹地を避けて、尾根筋などの高いところを歩きましょう。
- 噴石や火山灰から頭や目を守るため、ヘルメット、ゴーグルを持参して下さい。
他参考サイト
阿蘇火山防災会議協議会 阿蘇火山火口規制情報
- 阿蘇では、採草や放牧などに利用されてきた草原地帯のことを「牧野《ぼくや》」と言います。地域で管理されている場所なので許可なく立ち入りできません。
- 阿蘇の登山道はこの牧野を一部通過しています。登山ルート以外の牧野への立ち入りは控えて下さい。
- また、牧野へのむやみな立ち入りは、口蹄疫など家畜伝染病の持ち込みや植生の荒廃に繋がりかねません。牛馬などの家畜への接触は控え、登山道から外れることなく歩きましょう。
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ルート上には山小屋やキャンプ設営が可能な場所はありません。キャンプおよびテント等の設営は禁止されています。
・緊急時のビバークについてはやむを得ません。
・高岳東峰に高岳避難小屋(通称:月見小屋)が設置されています。 -
自然公園法では特別保護地区での焚火は禁止されていますが、軽食時などにガスバーナーの使用は認められています。
・取扱には十分に注意し、落ち葉の多い場所や乾燥時の使用は控えるようにしましょう。
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救助を必要とする遭難・事故に遭った場合は110番や119番に通報してください。
・笛を吹くなどして、救助隊や周囲の登山者に自分の存在を知らせるよう努めてください。
・救助体制:阿蘇広域行政事務組合消防本部及び熊本県警察の山岳救助隊
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噴火時の救助や遭難事故対策のため登山届の提出をお願いします。
・登山計画を考えることは遭難事故のリスクを低くし、迅速な捜査・救助の貴重な手掛かりとなります。
・各登山口に記帳箱を登山届用紙と共に設置しています。記入の上、投函してください。
・スマートフォンアプリ「YAMAP」からも登山届の提出が可能です。
・また、事前に登山届用紙のダウンロードも可能です。
(https://www.pref.kumamoto.jp/site/kenhoku/178909.html)※熊本県
・熊本県警では事前のオンライン提出も受け付けています。
(https://www.pref.kumamoto.jp/site/police/8751.html)※熊本県警察
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当HPで紹介している登山ルートは、登山道に入ると水場・トイレがありません。
・トイレは登山開始前に済ませた上、携帯トイレの持参をお願いします。
・岩稜帯や稜線での携帯トイレ使用にそなえ、目隠し用のツェルトやポンチョの持参をお勧めします。